2009年の草の根交流サミット大会の会場は「みやぎ」です。アメリカからの参加者は、宮城の雄大で力強く美しい自然、優しい県民性に出会うことになりますが、もうひとつ忘れてはならないのが「食」です。
宮城といえば、日本の米どころ。宮城の美味しいお米のルーツは、藩祖・伊達政宗公の大規模な稲作の拡大策にあったとか。品種改良の結果「ひとめぼれ」「ササニシキ」「まなむすめ」など、宮城を代表する美味しい品種が生まれ、全国的に有名です。でも、最近では鳴子の「米プロジェクト」で生まれた「ゆきむすび」が、その美味しさだけでなく、米を中心にした文化、生活全般にかかる地域づくりのモデルとしても注目されています。売ることを最優先する従来のコメ戦略とは異なり、米作りの情熱・意義を消費者に伝え、生産者と消費者の信頼関係を築き上げることを目指しています。農家の直面する課題を、地域全体で受けとめ、支えていくこの「米プロジェクト」は、NHKのドラマ「お米の涙」を通しても広く知られるようになっています。
詳しくは、ホームページで「鳴子の米プロジェクト」をキーワードに検索してみてください。あるいは、この草の根通信5ページで紹介している大崎・鳴子のキーパーソンで、まさしくこのプロジェクトの中心人物の一人、板垣幸寿さんの温泉宿「みやま」でゆっくりお話を聞いてみるのもお勧めです。
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