地域分科会でのホームステイ終了後に用意されている8つのオプショナルプログラムのひとつ、ホームステイを含むボストン/フェアヘーブンの旅の現地受入れ準備をされているルーニーご夫妻をご紹介します。
ボストン育ちのジェリーさん(写真左)は、若い頃、3年半をかけて世界中を一人旅しました。日本の土を初めて踏んだのは1967年4月、165日間(5ヶ月半)に及ぶ日本滞在中、ジェリーさんは各地で日本人のやさしさともてなしの心に触れ、とても感激したそうです。
帰国したジェリーさんはフェアヘーブン近くの町に移り住み、日本からやってきた留学生アヤコさん(写真右)と出会い、結婚します。息子さんと娘さんは、それぞれ和太鼓の名人とロードアイランド州の高校で初めての日本語教師になりました。
1987年、ジョン万次郎が過ごしたフェアヘーブンと、彼の故郷の高知県土佐清水市が姉妹都市提携したのをきっかけに、夫妻は姉妹都市活動に携わるようになりました。同年10月、皇太子(現・天皇)ご夫妻がフェアヘーブンを訪問された際は、両殿下のご案内もされました。ジェリーさんは、1993年に同委員会の委員長になり、フェアヘーブンと土佐清水市で交互に「ジョン万次郎祭」を開催するなど、活発に活動しています。
「私たちは、ジョン万次郎や日本の文化に興味を持つ方々を心から歓迎します。万次郎ゆかりの地を散策すれば、万次郎が過ごした時代のアメリカと、ホイットフィールド船長が、地理的には遠い二つの国の絆を深めるために、いかに貢献したかを理解できるでしょう」と、ジェリーさんは日本からの訪問者を心待ちにしています。
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